ヨーロッパ周遊旅行記⑫~ヨーロッパの寝台列車(Nightjet)に乗ってドイツからスイスへ~

2023年-2024年にかけて、年越しヨーロッパ周遊旅行に行ってまいりました。

ドイツのミュンヘンをスタートして、スイス、フランス(ほぼ通過)、ベルギー、そしてイギリスのロンドンを旅行した様子を思い出と共にまとめていきたいと思います📚

長編になりますが、最後までお付き合いいただけますと大変幸いです！

それでは、スタート！

寝台列車(Nightjet)に乗るために夜のケルン中央駅へ

Nightjet(寝台列車)の予約方法については前回の記事に詳しく書いておりますので、ご参照いただけますと幸いです！

夜のケルン中央駅

３日滞在したドイツから、”Nightjet”と呼ばれる寝台列車に乗ってスイスへと移動します。

まずはケルン中央駅にてお水を調達します。

☑水0.75L(2本)：€3.98(＝￥624)

準備が完了したので、駅のホームへと早めに向かいます。

今回乗車予定のNightjetはケルン中央駅が始発駅ではありませんので、

乗車をスムーズに行うために事前に駅のホームに掲示されている時刻表を見て

私たちが乗る予定のNightjetがどこに停車するのかを確認しておきました💡

私たち乗車予定の23：51のチューリッヒ行きNightjetは”7番線”に停車することがわかったのでそこへ向かう、、、と思ったのですが

最新の電光掲示板を見ると”２番線”に変更されていました。

変わってしまったものは仕方ないので２番線ホームへと向かいます。

全てのホームに対してエスカレーターが設置されているのは、旅行客にとっては大変ありがたいです✨

ホームに到着！

さすがに深夜に近づくともなると、ケルン中央駅は静けさを持っていて、

利用する客層も少し変わるような気がします。若干怖さを感じます。

そう簡単に乗車させてくれないNightjetもといDB

ここケルン中央駅は始発駅ではないため、スムーズに乗車出来るように車両の位置を確認します。

これも、ホーム上にNightjetの車両の位置が全て書かれた紙が掲示されています。

チューリッヒ行きの寝台列車は本来は７番線からの発車になるため、ここ２番線に掲示されているものは別の便の乗車案内にはなりますが、参考にはなりました。

ちょうど、同じ電車に乗る予定のイギリス人とottoが仲良くなり、楽しく談笑しながら待機しているときに事件は発生しました。

なんと、定刻直前に特になんのアナウンスもなくホームが変更になったのです！！

同じくNightjetに乗る予定のドイツ人に声をかけていただき、電光掲示板を見上げると確かに乗車予定の電車の情報が消えている、、、、。

しかも結局のところ紙に掲示されていた”７番線”ですし、、、。

近くにいた人たちとみんなで必死にエスカレーターを駆け下り、駆け上がり、変更先の７番線へと移動しました😂

２番線ホームに掲示されていた車両案内とほぼ同じだったようで、たどり着いた先にドンピシャで乗車予定の車両が来てくれました✨

人生初の、寝台列車での旅がついに始まります、、！

Nightjet(寝台列車)でケルンからチューリッヒへ移動

Nightjetへ乗車

ほぼ定刻通りにやってきたNightjetに乗車して、予約していた個室へ向かいます。

通路は狭く、キャリーケースを持ちながらのすれ違いはほぼ不可能なほど。

お部屋へ到着！と思ったのですが、セキュリティの観点からか施錠がされており中に入ることが出来ず💦

近くにいたスタッフの方に声をかけて鍵を開けてもらいました。

無事に入室することが出来たら、予約情報の確認と朝ご飯の注文が行われます。

私たちは念のため、Nightjetの予約情報をPDFダウンロードして紙に印刷したものを持参していたのですが、

スタッフの方に渡すとそのまま回収されて翌朝まで返却されませんでした。

なので、デジタルに頼りがちな現代ではありますが、念のために予約情報は全て紙に印刷して持っておくことをオススメします。

続いて朝ご飯の注文。

乗車時にこのような紙が渡されます。

私たちの解釈があっているのかは定かではありませんが、ドリンク含めた６つの食事にチェックを入れれば大丈夫です🍴

すぐにスタッフの方が回収しに部屋を訪れました。

Nightjetの車内紹介

ここからは簡単に車内の紹介を✨

私たちの予約した座席はこちらです☟

☑Nightjet Sleeper Cabin(Köln Hbf→Zürich HB)２名分：€188(＝￥29,516)

それでは”Sleeper Cabin”の中へ、、、。

机・ソファが備え付けられており、机を挟んで対面に座って食事や談笑が出来るようになっています◎

多少の空間があり、90L以上のキャリーケースを２つ置くことはできました。

ただし、広げるスペースは1つ分しかないので、交代で中身の荷物整理をする必要がありました。

私たちの予約した個室は３人まで寝ることができるスペースがありました。

今回は二人での利用となったので、上段と下段を分けて使うことに。

上に行くためには、クローゼットの中に収納されているハシゴを使って登らなくてはなりません⚠️

このハシゴの安定感がなんともいえない感じなので、高所が得意な方が上に行くことをオススメします。

もう一方の方はしっかりハシゴを押さえていましょう。

入口側に振り返ると、クローゼットと謎の取っ手がチラリと見えます。

こちらのクローゼットの中にハシゴが収納されております。そして、ハンガーも備え付けられているので上着やマフラーは取り出しやすいようにここに掛けて過ごしていました。

そして、手前にあるこの取っ手。グッと引いてみると、、、

洗面台が現れました！

鏡と小物入れ、そしてハンドソープがついています✨

コンタクトの着脱・歯磨き・食事前の手洗いが部屋の中で完結するのはとても楽でありがたいです。

部屋の中にトイレはついておらず、共有のものを使用する形となります。

個室利用者が使用するトイレだったこともあり、臭くはありませんでした✨

ちなみに最新のNightjetの車体は、トイレ・シャワーがついていて部屋も広いものが備わっているそうです。

私たちが今回乗車した車体は比較的古いものだったようです。古いとはいえ中は綺麗で清潔だったので、快適に過ごすことができましたよ🙌

そして忘れてはいけないことがもう一つ、、、。

部屋の扉はオートロックになっており、外から開けることはできません。

そのため、宿泊者全員揃って外に出られるのはなるべく避けて、交代で出るようにしてください。

全員外に出てしまって戻れなくなったときは、スタッフの方にお願いして開けてもらうようにしてください。(1人でのご利用の方は特に)

というのも、部屋の鍵は配布されず、中から開けて助けることしかできないからです🥲

何卒お気をつけください、、！

アメニティについて

”Sleeper Cabin”に乗車すると、アメニティがいくつかついてきます✨

個人的に、スリッパがかなり丈夫で履き心地が良かったので使用後持ち帰らせていただきました。

ヨーロッパのホテルにはスリッパがついていないホテルが大半だったので、以降の宿泊先で大活躍しました🙌

帰りの飛行機でも履いていたくらい、物持ちがよかったです✨

朝食のオーダーにペンが必要になりますが、このようにアメニティにボールペンがついていますのでこちらを使って記入いただければと思います◎

チューリッヒに向けて出発

乗車後ほどなくして電車はケルン中央駅を出発しました。

序盤は街中を走っていることもあり、想像していたよりも車内は揺れました。

乗り物酔いが酷い方は、乗車前に酔い止めを飲まれた方が良いかと思います。

電車は少しずつ南下しながらスイスへと向かっていきます。

時刻は１時。身支度を済ませて就寝します。

連日の疲れもあったのか寝つきは非常によかったです。空調もよく効いていたので、半そで×裏起毛の長ズボンを履いて毛布を被って寝ていました。

朝方に物音で一度起きて、また２時間ほど寝て、６時過ぎには起床しました。

6：40に朝食が運ばれてきました🍴この時に、予約情報を印刷した紙も返却されました。

個人的に、鶏ハムとチーズ＆ガーリックがとても美味でした✨

パンはちゃんと硬くて「ドイツだなぁ」と感じるお味。

フルーツヨーグルトも、乾燥した身体に染み渡る甘さと水分で美味しかったです！

朝ご飯のココアを飲みながら、空が白み始めた車窓を眺めます。

ドイツとはまた違う雰囲気といいますか。

気品を感じるようなたたずまいの建物が増えてきた気がします。

そしていよいよチューリッヒ中央駅目前まで来ました✨

時刻は8：00です。定刻通りの運行でした。

チューリッヒ中央駅到着！

寝ることが出来るのか・定刻通り発着するのか、と心配な部分もありましたが

ホーム変更と部屋施錠のトラブル以外はなにもなく、無事に到着することができました✨

今回乗車したNightjetです！お世話になりました✨

夜の間に移動することができ、車内でゆっくり休むことが出来ると考えれば

宿泊費込みとしてもかなりお得な移動方法だなと思いました✨

ヨーロッパならではの移動方法だと思いますので、気になった方は是非体験してみてくださいませ！

それでは、私たちはこのまま次の都市へと移動します🏃ここからは、個人的に楽しみにしていた路線なのです、、！

ここまでお読みいただきありがとうございました♩

次回の記事もお楽しみにいただけると幸いです✨

☟☟これまでの旅行記もお読みいただけると嬉しいです！☟☟