ヨーロッパ周遊旅行記⑱〜スイス：ジュネーヴからパリ→ブリュッセル→ロンドンへの長距離鉄道旅・ユーロスター運休のお知らせ〜

2023年-2024年にかけて、年越しヨーロッパ周遊旅行に行ってまいりました。

ドイツのミュンヘンをスタートして、スイス、フランス(ほぼ通過)、ベルギー、そしてイギリスのロンドンを旅行した様子を思い出と共にまとめていきたいと思います📚

長編になりますが、最後までお付き合いいただけますと大変幸いです！

それでは、スタート！

スイス・ジュネーヴ→イギリス・ロンドンへ

スイス・ジュネーヴでの滞在を終えて、このヨーロッパ周遊旅行の最終目的地となるイギリス・ロンドンへ向けて移動します🚃

乗車予定の電車はこちらです。3回の乗り継ぎを経てイギリスへと向かいます！

ヨーロッパの鉄道を乗り回せる、お得で便利な“Eurail Pass(ユーレイルパス)“をはじめとした

ヨーロッパの鉄道に関するこれまでの記事を下記にまとめております✏️

是非あわせてご参照くださいませ！

ジュネーヴを出発

ジュネーヴ駅へ

夜明け前の暗闇に染まる早朝5時に起床して身支度を済ませ、

宿泊していた、”Hotel Vision Apartments Gare”をチェックアウトします。

ホテルの外へ出ると夜明け前の暗い街並みに出迎えられました。

駅から徒歩すぐのホテルを選んでいたので、早朝とはいっても道中は苦ではありません。

意外と人がいた駅の中を進み、これから乗る予定の“TGV”乗車ホームへと向かいます👣

一番奥の”８番ホーム”に停車するようです。

スイスからフランスへと出国することもあってか、パスポートコントロールと手荷物検査が待ち受けていそうな通路を進みます。

パスポートを見せる準備をしていましたが、特になんのイベントも起こることなく通過することが出来ました。

それもそのはず、

スイスは2008年から施行された”シェンゲン協定”に加盟しており、加盟国間での出国・入国時のパスポートの提出が必要なくなったのです✨

きっと昔の名残でこのパスポートコントロールと手荷物検査を擁した通路が残っているのでしょうね。

ホームにたどり着くまでに時間がかかると見越して早めに出発していたので、室内で時間を潰します。

冬場の早朝ということもあり、室内にいても肌寒い、、。

ホームまでは階段ではなくスロープで向かうことが出来ます。利用者の大半は旅行客ですので、大荷物を楽に運ぶことが出来るのはありがたいことです🙏

発車時刻が迫って来たので、寒さに耐えつつホームへと向かいます。

早朝とはいえ、意外と利用客は多そうです。(実際に座席は満席に近かったです)

震えながら待機していると電車がやってきました！

本日の大移動でまずはじめにお世話になる”TGV”です🚃

TGVの車内

今回利用する”TGV”一等車の様子です。

座席は二人掛け・向かい合わせのファミリー座席がありました。

私たちは二階席の二人掛け座席を予約しました💡

足の長いottoでも足を組むことが出来るくらい、足元は広めに設定されていました。

そして座席はフカフカ、、。外はまだ真っ暗で景色は見えないため、私含め同じ車両の方々の大半が眠りについていました😪

車内はWifiが飛んでいるので、動画を見ながら時間を潰すことも出来ます◎

座席についての一つ注意点なのですが、充電用のプラグはコンセント(Cタイプ)のみの対応となっております。USBは使用できませんのでご注意ください。

万が一に備えて充電器を持ち歩かれることをオススメします。

途中、駅員さんが検札にやってきましたので、その際には予約情報の書かれた用紙・ユーレイルパスを提示しました🙆‍♀️

お手洗いもチェック。特に異臭等はなく綺麗に使用されていました✨

ただし、洗面のお水が出ないというハプニングに見舞われたので、ウェットティッシュで手を拭いて事無きを得ました、、。

TGVの車窓から

夜が明けて綺麗な朝焼けが見え始めたので、ここからは少しTGVの車窓をお届けします📷

フランスの美しい朝焼けです✨

と思ったら一気に曇ってしまいました、、。このどんよりとした低い雲がかかる感じ、冬のヨーロッパって感じがします。

電車は徐々にパリへ。日も高く昇り始めたのか、空のコントラストがハッキリとしてきました。

いよいよ電車は”PARIS GARE LYON駅”へ！

定刻通りの運行で、無事に旅をスタートさせることが出来ました🙌

PARIS GARE LYON(パリリヨン)駅からParis Gare du Nord(パリ北)駅へ

PARIS GARE LYON駅からRERに乗り換え

TGVを降りて、改札を通過すれば正式に”フランス入国”です✨

改札の先にはカラフルで可愛らしい景色が広がっています！

お堅く渋いドイツの駅、気品溢れるキラキラなスイスの駅とはまたガラリと雰囲気が違いますね。

ヨーロッパでも国ごとのカラーがこんなに色濃く変わるものなのかと驚いています。

さて、実はあまりのんびりしている時間はないのです。

次なるベルギー行きのユーロスターに乗るためには、ここパリリヨン駅ではなくパリ北駅へ向かう必要があるからです。

パリ北駅へは”RER”というメトロに乗って移動します。

、、一つ階段を降りるたびに、不穏な匂いが漂ってきます。

パリのメトロの切符を買う

私たちが所持しているユーレイルパスでは”RER”に乗車することが出来ませんので、券売機で切符を購入します。

このヨーロッパ周遊旅行で初めての切符購入です！

簡単に購入方法を載せますが、この時の私たちは勘で購入したので正しい購入方法だったかどうかは定かではありません、、。あらかじめご了承ください🙇‍♀️

切符はこちらの券売機で購入することが出来ます。

まずは言語選択で英語に設定。画面左アイコンが”Purchase tickets”と表示されるのでタップ。

続いて、”T+tickets”を選択。こちらがパリ市内観光用の切符となるようです。

”Full fare”＝大人料金ということだそうです。

必要な人数分をタップします。

最後は、クレジットカード・現金のいずれかの方法で決済します。

カードが使えるのはありがたい、、！

そうして手にしたチケットがこちら。しっかりとした厚紙に印字されています🎫

有効期限は２時間のようです。(ネット調べ)

バスやトラムにも乗車できるようですね。

こちらの改札に切符を通せば入場完了です！

RERに乗車してパリ北駅へ

私たちの乗る電車は”RER”のD線です。

パリリヨン駅からパリ北駅までは２駅・７分。

周囲に注意を払いながら待っていたらすぐに電車がやってきました🚃

車内はこんな感じでした。

これまで生きてきた中で得た事前情報により、「パリのメトロはスリの宝庫・異臭・汚い」という思い込みが埋め込まれていたのですが

曜日と時間帯が良かったのか混雑にも見舞われず、異臭もしない綺麗な車内で7分間を過ごすことが出来ました。(タバコ吸おうとしてないか！？という人は見かけましたが。目を合わせないようにしました)

途中で黒柴が乗車してきてほっこりしたなぁ。

あっっという間にパリ北駅に到着✨

地上を目指して、取り急ぎ目の前に現れた改札を出ます。

この後、お目当ての場所に辿りつけず再び改札を出入りしながら歩みを進めておりました😂

切符の効力を最大限発揮した瞬間でありました。回数じゃなくて時間縛りで助かった、、！

Paris Gare du Nord(パリ北)駅からBrussels Midi(ブリュッセル南)駅へ

Eurostar (ユーロスター)発着ホームへ

いろんな案内標識を頼りに、地上へ辿り着きました！

この通路も工事のバリケードに阻まれていて、正しい道なのか定かではありませんでしたが、、。

角を曲がって見えてきたのは広々とした空間と電車のホーム！

無事に辿りつけて、まずは一安心です。

すでに様々な電車が停車していました。

こちらはロンドン行きのユーロスターです。

ロンドンに向かうためには、保安検査とイギリスへの入国審査が必要となります。2階にて手続きを行うことが出来ますので、時間に余裕を持ってパリ北駅にお越しください。

発車時刻まで少し散策

私たちが乗車する予定のブリュッセル行きのユーロスター発車時刻までまだ余裕があるため

小腹を満たしに駅前のマクドナルドへ向かいたいと思います。

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📍マクドナルド−Gare du Nord

☑︎チーズバーガー：€3.10(＝￥486)

☑︎ダブルフィレオフィッシュ：€5.80(＝￥910)

☑︎ポテト：€3.80(＝￥596)

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マクドナルドの美味しさ以上に感激したのが、この煌びやか景色！

街全体が絵画のような美しい街並みに思わずうっとり、、✨

自分たちも絵画の世界に入り込んだかのような錯覚を覚えます。“パリジェンヌ”に一度は憧れを持つ感覚も分かる気がします👠

ブリュッセル行きのユーロスターに乗車

駅散策＆小腹を満たしている間に、ユーロスターの出発時刻が近づいてまいりました！

今回利用するのはこちらの魅惑的な真っ赤な車両。

元々、“Thalys(タリス)”という高速列車を運行する鉄道会社が使用していた車両のようです。

2022年にユーロスターに吸収されたそうな。

EU圏の移動になりますので、特に出国・入国審査も保安検査もなくスムーズに乗車することが出来ました🙌

車内も車体の色味と同様に、真っ赤な座席となっていてどことなく高級感を得られます。

この普段の生活にない色味が、「今旅をしているんだなぁ」という非日常感をより湧き上がらせてくれますね✨

コート掛けの部分に“Thalys”の文字が刻まれているのがわかりますでしょうか？

外観はユーロスターのラッピングに変わってしまっていますが、中でこのようにひっそりと存在感を残してくれているのは

タリスファンの方にはたまらない部分かもしれないですね。(ottoが過去にタリスを利用したことがあるようで、これを見て嬉しそうにしていました)

悲劇の始まり

ここまでの道のり、全て定刻通りの運行かつ快適な環境で揺られていたのですが

ブリュッセル南駅到着の30分前に不穏な一通のメールが届いたのです。

と楽観的に考えていたのですが、この時私たちは大きな情報を見逃していたのです。

先ほど掲載した、パリ北駅のホームにたどり着いた時に撮影したこちらの写真。

大きく“information“がずっと出ているなとは思っているのですが、乗車時の注意点についてくらいの情報だと思っていたのです。

これを翻訳しますね。

！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？！？

つまり、使用するトンネルでトラブルがあったため今日一日全ての便が運転取り止めとなっているとのことです。

何が何だか、このどうしようもない状況を受け入れることも飲み込むことも出来ぬまま、電車はブリュッセルへと到着。

ここから大晦日イヴの悲劇が始まりました、、、。

Bruxelles Midi (ブリュッセル南)駅からLondon ST Pancras Intl(パンクラス)駅へ？

ユーロスター終日運転取り止め事件

本来ならスムーズに見出し通りの記事が書けていて無事にロンドンに到着できているはずなのですが、

トンネルの水漏れにより終日運転取り止めの大トラブルにぶつかってしまいました⭐️

ちなみに日時は12月30日。

年越しに向かう人、旅行から帰る人、家族のもとへ帰る人、、、様々な事情を持った色んな人種の方々がブリュッセル駅の窓口に押し寄せる事態。

このトラブルの展開・結末については次回の記事でまとめていきたいと思います、、、。

ここまでお読みいただきありがとうございました♩

☟☟これまでの旅行記もお読みいただけると嬉しいです！☟☟